モルカーのせいでフォルツァひでまるを思い出した。私はそのころテレビ放送されるアニメを全部見るということをしていた。アニスパで新クールごとに全作品の一話レヴューをしていてなんとなく自分も全部見てみたくなった。
昨日書いた擬人化された動物キャラのアニメをいくつも見ていたのはその時期だったせいだと思う。当時は確かテレビを持っていた。
アニスパで氷川竜介はオープニングを見れば見なくていいアニメが分かると、opだけで見ていない物があると言っていて、候補作を読まない芥川賞の選者みたいでちょっとイラッとしたんだけどすべてのアニメを見て気持ちがわかった。
opが駄目だと大抵駄目だしそれ以降良くなることは稀だ。そして自分向けじゃない物が多い。それに気づいたのはフォルツァひでまるだった。フォルツァひでまるを見ているとき中田ファンでも子供でもないのに何で見てるんだろうと我に返った。
フランスの誰かの話しだったと思うんだけど波の数を数えている男がいて、誰かに話しかけられてわからなくなって怒る。怒られた人は、初めから数えているわけでもないのに何故怒るんだと言う、という話があった。
風向きや風力を調べて時間あたりの波の数を数えるとかなら意味があるけど特になにもないのに波の数を数えるのは意味がない。
なにか意図があってアニメを見るのならいいけど全部見ること自体が目的化してしまうのは良くない。
