くし36

便所の窓のひさしに鳥が巣を作っていたらしいんだけど、今日は鳴き声がしない。確認する前にいなくなってしまった。
昔の小説で分からない描写があって、いろいろ考えた。よく分からない展開をするところもあって、通俗的な小説だから、と思う一方で、仮に純文学でこうなったら何かと屁理屈を付けて文学らしいと考えたりしたかもしれない
、などと思った。ドラマチックな展開が通俗なのか。描写が長いと文学的なのか。別にそうでもない。
わりとどうでもいいことが気になる。俗っぽすぎるかもなんて気にしながら小説を書いている作家はいるんだろうか。