2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

古本屋の悲しい本

今日出掛けに古本屋で買った本を帰るまでに電車や休み時間で読み切りそうになった。何だかもったいない気がして途中でやめた。本当に何も残らない本だ。 左翼関係の貴重な古本が高く売れるというのはよく考えると矛盾しているような気がする。儲かってどうす…

要る情報

中野まで歩いた。途中古本屋を数軒見たけど探していた四〇年くらい前の本はなかった。別に珍しい本ではなく、ネットのオークションでみたら数十円で売られていた。ただリアルでは一切見つからない。 前にオフで会った人は百年前の本を探していて、東京に来た…

伝統の保存

私が生まれ育った町にも芸者がいて、置き屋があった。そのことを思い出したというか、知らされたのは親戚が結婚した時だ。相手も同じ市内の住民で、私たちが住んでいる場所もよく知っている。 その相手の祖母が、結婚寸前に、なんとか町何番地ってのは置屋が…

感情論

感情論抜きで論理的に説明してみろという要請は、感情を排除したいという意志に基づいている。それは感情的でありたくないという感情をこっそり意志と言いくるめる。 論破、論駁。単に論理であるならなぜそんな修飾がついているのか。 論理は感情によっても…

春の訪れ

季節が変わる。こぞことし貫く棒の如き物という句があるが、貫世界的同一性ならぬ貫季節的同一性を考えるとそれは人だけではなく、世界だろう。 季節の変わり目におかしな人が目立つのは彼らがその変化に敏感に反応する自然そのものだからだろう。 今日独り…

中野まで行く理由

帰りにくりほうじ茶を見つけた。目白にナチュラルローソンができて良かった。二年前には往復八キロ歩いて中野の警察病院の中のナチュラルローソンまで買いに行ったこともあった。一番近いのがそこだった。 そういえば中野にもしばらく行っていない。特に用事…

正式名称が分からない

まだ鼻が出るし体がだるい。だるいと書いてダルーのことを思い出した。正確にはダルーの左手か右手のほう。名前はあったはずなんだけど。ピコピコポンに出ていた。極上生徒会のプッちゃんや、ああいうキャラは好きだ。美鳥とか。テレビが完全にデジタルにな…

昼間の教育テレビ

風邪を引いたのでほぼ一日寝てた。抗生物質飲みたい。本も読めなかった。昔のことを思い出した。 学校を休んで教育テレビを見ていた。昼のテレビはどの局もつまらなかったので退屈で仕方なかった。 学校に行きたくて仕方なかった。

アクエリアスうまい

風邪を引いたので一日寝ていた。アクエリアスを温めて飲んだ。本は読めなかった。大量に鼻水が出た。 体の節々が痛い。 一万円の為替を換金しようとゆうちょ銀行に土曜日に行ったらやってなかった。土日は休むらしい。一生行けない。

壺が欲しい

古本屋を三軒回って六冊本を買った。青い壺という本が欲しかっただけなのにいつの間にか本が増えた。そしてまだ青い壺はない。図書館にもない。全集が出ていないと厳しい。 青い壺をもう一回読んでみたかったのはある理由があったからなんだけど、それはまた…

針女を読んだ

思うに敗戦のインパクトと戦後民主主義の正しさ、(軍部の悪さ)というのは深く結びついていて、パールハーバーを見て感動したと平気で言う人に対してはもう無効になっている。当事者意識まで吹き替え可能なのだ。身分が違うというような公的な発言に何の批…

終わる話

月曜の深夜のラジオをようやく聴き終えた。自由な時間が少ない。 今読んでいる小説にも終戦の日の描写が出てくるが、今までにいくつも似たような描写を読んできたが、読んでいて思ったことがある。 おそらくこの種の描写は十年くらい前に賞味期限が切れてい…

芝桜

有吉佐和子の芝桜を読んだ。蔦代と正子という芸者二人の友情というか腐れ縁の物語。面白かった。描写で分からない単語をググって調べたりした。蔦代×正子本が欲しくなった。今頃なんだけどドラマ化して欲しい。アニメでもいい。上巻最後のあのクライマックス…

電車が遅れるとき私たちにできること

山手線の内回りが架線に付着物があるとやらで止まったので、目白から一旦池袋に行って埼京線で新宿へ行った。着いた途端に内回りがの運転が再開しました、とアナウンス。新宿湘南ラインで大崎に行った。結局目白でそのまま待っていても間に合った。やや早く…

雪に関する雪国の動詞

休日に神保町に行ったら古本屋が半分ぐらい休んでいた。そういう街だったことを忘れていた。飯田橋から御茶ノ水まで歩いた。ついでに秋葉原まで行ってみたら歩行者天国だった。結局御徒町まで歩いた。 何も買わなかった。欲しかった本はあったんだけど奥付に…

眼鏡がキュート

リサ・ローブのタフィという曲がある。何となくこの歌詞について考えていた。lisa loab taffy lylics でググると出る。 単語は難しくない。でも意味や状況が良く分からない。 友達が足を怪我したんだ、いつもあなたは言う。 以下腕、アバラ、と、私がつっつ…

百円で買った古い小説

昭和五十七年に書かれた小説にルイ・ビトンという表記があって、一般的にヴィトンになったのはいつからなんだろうとちょっと気になった。 いろいろ古くなったり、当時としては新しかったりすることが、今読むと良く分からない。そんなに昔でもないはずなんだ…

読み書き能力

ずっと同じことをしているとそれに対するリテラシーは逆に落ちるような気がする。一部の人の場合だけど。テレビばかり見ているとテレビの意図に気づきにくくなったり、難しい本を読み続けていると書いてもいないことをうっかり読み取ってしまったり。 極端に…

見た目

昨日乗ったバスに傘を忘れて、ちょっとどうしようか考えている。取りに行くのに六百円以上かかるなら諦めようと思う。 帰りに池袋に行った。最近は見た目で日本人と外人の区別がつかなくなった。 ひょっとすると他人の外観に興味がなくなったのかもしれない。…

関係ない店

ヴィレッジヴァンガードからエロ関係が撤去されたそうだ。私は数年前一回だけ行ったことがある。エロ漫画家の友人について行った。つれて行かされた。 店内にはエロ漫画のコーナーがあって、おしゃれなものだけが置かれていた。丸尾末広があって駕籠真太郎が…

相撲と相模って似てる

相撲の八百長が話題になっているけど、本気で八百長がないと思っていた人ってどのくらいの割合いるんだろう。 八百長は無いということになっている、けどある、そんな興業はもう通用しないんだろうか。全部ガチンコになるんだろうか。 まあそのうち前のよう…

古本屋街

ある本を探して何軒か本屋と古本屋を見たんだけど、売っていなかった。今度の休みに神田の古本屋街に行こうと思う。 何回も行っているけどあの町にはあまり詳しくない。基本本を買うだけなので、あまり長居しない。 私的に古本を買う周期なのかもしれない。

辞書を記憶する

仮に教師の名を渡辺として、辞書の名をストームとして、ストーム渡辺というあだ名の教師がいた。高校の頃だ。初出の英単語があるとこれはストームの何ページに載っている、と言って、そこに書いてあることを読み、解説する。辞書を見ることなく。そんなとこ…

コミケの理念の不死性

去年の冬コミの開場直後の写真。私たちの向かいの六つのサークルはおそらく一度も客前に立つことなく、無料配布本を机に置いていた。私たちは二時には撤収したし私がいない時間もあったので全部を見れたわけではない。3×6で十八人、全員が開場と同時に行列し…

卵セット

朝御飯を食べなかった。帰りに寄ったすき家でツインテールの縦巻きロールという髪型の女性を見た。珍しい髪型だ。コミケ会場以外ではあまり見ない。別にそれがどうと言うのでもなく、マフラーとコートで見えないように包んで店を出ていたのも面白かった。あ…

新習慣

駅の近くのコンビニでは恵方巻きを売っていて、それに対して未だに不思議な感覚がある。売れば売れるものだ。 烏龍茶を飲むと痩せるというマーケティングによって缶入り茶飲料が八十年代に普及した。それ以前にはおそらくお茶はただで飲む物だった。職場で、…

神社の子

小学校の友達が出る夢をみた。十歳まで住んでいた町には仲が良かった友達がいたが、ずっと会っていない。卒業アルバムもない。 懐かしい。鮮明に思い出せたことに驚いた。彼の下の名前なんて今まで本当に忘れていた。 走馬灯のことを考えていたせいだろうか。…

引退

昔の物を見て色々考えていた。 エミリー・ディキンソンの詩を学校で読んだ時には、あんまり考えなかったんだけど、ああいう、死後に発見される才能、というのは今ではもう無理なんだろうな、と思う。 失敗したら引退するという炎上なんとかとは逆のやり方で…