感情論

感情論抜きで論理的に説明してみろという要請は、感情を排除したいという意志に基づいている。それは感情的でありたくないという感情をこっそり意志と言いくるめる。
論破、論駁。単に論理であるならなぜそんな修飾がついているのか。
論理は感情によっても駆動されている。
まあそれはおいておいて自分だけは感情から離れている、相手は感情的になっているが自分は冷静だ、なんて優位さを得られた時には興奮するよね。
だからこそこんな要請をするんだろう。

感情論抜きで説明してみろといわれた時どうすべきか。

答え1 感情論を抜かなければいけない理由を、感情論抜きで説明してみてくれ、と混ぜ返す。
答え2 感情が論理よりも(この論題において)大事であることを論理的に説明する。
どちらも泥沼の予感だ。