死ぬネタ

人の死をネタにした落語家が亡くなってなんとなく本当に死ぬのはどうよっていう感じになった。
そして人の死をネタにした芥川賞候補作が他人の本のツギハギらしくってそれもどうなのかと思った。
人の死を、震災を取材してドキュメンタリーを書くことは創作に値する。誰が書いても同じになる事実扱いはどうかと思う。
その本を読んでパクって参考文献に挙げずに小説にするのは敬意を欠いているように思う。
出版社は全面的に戦うらしいけど。こういうのって法的に戦って白黒つけるものだろうか。仮に著作権法に違反していなくても心証が悪い。この作者が次に書くものを好んで読もうとは思わない。
それでなくても震災文学とか言ってる人にいい印象がない。