髑髏返し

怖いの怖という漢字はワープロが出始めた頃こわいと打つと恐、怖、の順に変換候補が出て、多くの人が最初に出た恐でいいや、恐い、と決定されたせいで使用頻度が恐より減ったと聞いた。今はどんな比率だろう。

髑髏返しという書き間違いがあった。それまでずっと鸚鵡返しをどくろがえしと読んでそう思い込んでいたわけだ。漢字が似てたので。体に刺身を入れる、とかでもそうなんだけどさしみを入れるってどういうこと、どくろをかえすって何、とか思わないものなんだろうか。

東海林をしょうじと読むと知らずにとうかいりんと打つようなものだろうか。文字があって意味は知っていて、どこかに本当の読みがあってそれは知らないけど便宜上こう書く、という状態だろうか。書き言葉の優位。