シンゴジラのネタバレの話をしたいので見てない人は読まないで欲しい。
で、ネタバレがあるんで何も予備知識をいれないで見に行くといいよと言われて見に行ったんだけど、何がネタバレだったのか最初分からなかった。で、後から話を聞いてそういうことだったのかとわかった。
何しろヘドラと平成ガメラくらいしか見てないのでこれまでのゴジラシリーズは最初以外すべてがすでにゴジラがいる世界で起きているお話だとはしらなかった。平成ガメラも前のがなかったことになっていたし、あそこでは亀さえいないことになっていたらしい。なのでゴジラも中断があってシリーズが再開するたびに無かったことになっているもんだとばかり思っていた。
ゴジラをなかったことにするゴジラ映画。それは確かに一度しか使えない大技だしやるとしても後60年位たってからだろう。
ゴジラシリーズに慣れた人は最初に出てきたあれを、今回はこの気持ち悪いのとゴジラが戦うのか、というふうに思ったらしい。その発想はなかった。
多分あれが変化していつものゴジラみたいになるんだろうと最初から残念なことに正解してしまった。作者が期待したとおりに驚くことができなかった。
映画は素晴らしかった。その意図に虚心に乗れなかったことが残念だった。第何形態とかいう考えさえない頃に見れたら、ドラゴンボールを見ないでいたらよかったんだろうか。
ある物事が無いことを描くのは難しい。無い状態を描けてもたまたま描いていないだけで実はあるんだろうと思われたりする。絵は否定形を描けない。
でもそのネタバレ禁止のネタの意図したとおりに驚くことはできなかったけどそれ以外でもいろいろ面白いことがあったので十分面白かった。
