絶対子工場

書店で絶対子工場の新訳を見つけた。絶対製造工場になっていた。訳者後書きによるとそのほうが正しいらしい。
そう言われるとぐうの音も出ないけど、これから訂正されていくとしたらなんとなくさみしい。
フューチャーマティックの一章も絶対子工場と訳されていた。
絶対子工場を買ったのは京都に行ってすぐの頃、小さい古本屋で買った。店主が客と海外の作家について込み入った話をしていて、さすが京都は古本屋さんもインテリだなあと感心したことを思い出す。
緋色の研究もそうだけど、定着した誤訳はそのままにして欲しい気もする。絶対子工場くらいの知名度だと無理だろうか。