悪意のある同人誌

昔法律についてよく知らなかったころ、(今も法律は苦手でよく知らないんだけど、)善意と悪意という法律用語を知らなかった。
フランスのパロディの裁判で、悪意を持って書かれた二次創作に著作権を認めている、と聞いたときにも、なんだかえらい殺伐とした同人誌ばっかり出そうな法律だなと勘違いしていた。
この場合の悪意はパロディであることを明確にしていることだ。原典があってそのパロディであると知らない「善意の」読者、消費者が、間違ってオリジナルと思って買ったりしないように、ということだろう。表紙か何かに注意書きがあるとか、誰がどう見ても本物と間違えない、とか。
最近そういう意味じゃない悪意を持って書かれた同人誌を読んで、悪意の塊みたいだな、と思って、そんな事を思い出した。
基本的にキャラへの愛のある同人誌が好きだ。