金とお金持ちとやる気

チームラボの社員がなぜステッカーをカオスラウンジの公開前の作品に貼ったのかqに聞かれているさまを、タイムライン上で眺めている同僚が「キチガイに絡まれてる」「荒らしに説教されてる」と笑っているのを見て思い出したことがあった。
ウンナンの番組にコスタビというアーティストが出たとき、色々描いて、収録が終わってコスタビと書いたサインの部分をADがいらないなら持ち帰っていいですかと聞いて持ち帰ろうとしたら、大道具さんがそんなちょっとじゃなくもっと持って行けと大量に彼が描いた紙をいれたゴミ袋を上げた話だ。彼はうまく高値で売り抜けたんだろうか。
100万円になるかも知れないゴミと、それに頓着しない芸能界の人たち。大道具の人でさえタダ同然の物に値をつけて100万で売ることに慣れているので、別段どうでもいい。
カオスラウンジを擁護する人は100万くらいどうでもいい人が多い。嫁が画廊を経営しているとか、親から画廊を受け継いだとか、持ってるマンションの家賃がどうこうとか、仕事で絡んだとかそんな人ばかりだ。全員が道楽でやっていて、別に本気で芸術的価値があると思って擁護している訳でもないようだ。
彼らを損切りしてるのは村上隆だ。買ったものを紙くずにする覚悟でやっている。が、まだ知的なおしゃべりや権威で価格や価値を守れると思っている一群がいて、様子見している。だれも玄米茶に反論しない。
フェスティバルトーキョーも小銭などどうでもいい。数百万カオスラウンジに渡して領収書も使途の報告も求めない。公表する気もない。法令違反も知らないと言いはる。捕まらなければ法令違反じゃないらしい。
100万や1000万儲かろうが損しようが使途不明になろうがどうでもいいのだろう。どうせ税金だし。一日10回も電話で問い合わせられる異常な事態と言うけど、一日10回も担当者が不在ですとごまかす方が異常だ。
ドワンゴの川上会長も精神に障害がある社員に100万渡してうんこで遊ばせていた。うんこを爆竹で爆破したり焼いたり宅配便で送ったり。それをブログで発表したり。どうだ明るくなったろうみたいだ。
金でドライブされていない人は他人を見くびりやすい。つまり自分達大金持ちと違って金で動いているものと考える。
qに何が目的だ、金か?と訊いてきたりする。そんな台詞リアルで初めて見た。
 
そんな彼が作ったクリエイター奨励プログラムというのは問題が多い。嫌儲というだけではないんだけど、どうみてもおかしい。

ネット上の創作、二次創作は金が絡むと面倒くさいことになる。複数人絡むとそれはもう。

ぐぬぬの創作数が去年は一昨年より減っていたらしい。あれもなぜ作っているのか良く分からないけど、作っている人のやる気を削ぐ出来事が色々あったせいなんじゃないだろうか。
ぐぬぬといっている絵をテンプレに別のキャラを描くというアイディアは発案者が権利を主張するほどのものではないが(実際法的には出来ないだろう)、ないがしろにされるのも少し違う。何年も同じ場所で続いているただの遊びだ。
一円にもならないことをやっていることを集めて他人が金儲けすると、そのやる気が削がれる。
そして報酬として金を払ってもものを生み出す場の雰囲気を壊す。
原始共産制のある部族では獲物に止めを刺す役目の人を狩りのたびに毎回変えるらしい。誰かの手柄に固定化すると上下が出来てしまう。
年末まとめを嫌がっている掲示版の住民がいた。いつもは皆が作ったふうに盛り上がっているのに、年に一度だけ作者性を主張されると、何も作っていないのが悪い気がすると。