ロスコを笑う人を笑う人を以下略

ロスコを見て笑うスレをアートの人が笑っていた。モニターでロスコ見てバカにするってあいつら莫迦だと。
たまたまアンチカオスラウンジ偽クラスタと、こないだの飲み会で知り合ったアートの人の両陣営のつぶやきが見れる状態だったので、アート音痴をバカにするさまも見れるし、アートの虚妄というか訳の分からなさに愚痴る非アート民の声も見えた。
非アート民は実物を見ろと言われても、と怒っていたし、ロスコを馬鹿にする莫迦のテンプレでもあるんじゃないかとアート民は無教養な愚民をあざ笑う。
私はアートの人が言う価値がないとは思わないが、ディシプリンを、訓練、教育を受けて初めて分かる類のものだと思う。当たり前だけど審美眼は自然には獲得できない。
そしてそれを手に入れる動機が私にはまったくない。彼女もいないのに美術館に行ってもなにもない。芸術に詳しいとモテるなら、いや、モテるモテないとは別に、教養を得て二級アート民になってエルマ族のケムチャみたいな話をしてもどうするって気もする。やることはロスコを笑う人を笑うくらいだし。
アートの人はアート中心に世界が回っていてそれはそれで見ていて楽しそうだ。だけどそれはお互い様で、二つの世界はあまり交わらない。
必要になったので青空文庫で芥川を読んだ。