伝統芸

何か一回りしたようなアイドルの話が出ていて、懐かしくなる。ハイカルチャーと被差別文化をならべて価値を転倒させるという3,40年続いている批評の芸風はいい加減あきないだろうか。
80年代以降進歩したのは科学技術だけで批評などは昔のままで、という説があったけど、昔はまだ一応冷めつつ乗るくらいな距離感はあったと思う。何の緊張感も批評もないアイドル礼賛にぞっとする。
もうすこしなんとかならないんだろうか。親玉があれだから無理なんだろうか。