もしかあんにゃ

おじろく、おばさの話で思い出したのが昔読んだ英文で、イギリスでも娘のうちの一人が結婚せず家の仕事をし続けることがあって、何とかと呼ばれていたらしいんだけど、その何とかがどうしても思い出せなかった。
そしてもしかあんにゃのことを思い出した。新潟の放言で次男をもしかあんにゃとよぶことがある。もしかすると(長男が何かでいなくなると)あんにゃ(長男)になるかもしれない、そういう人だ。
それは個人を家を存続させるためのスペアパーツのように扱っていてちょっと今考えると嫌な話だ。
次男以降が別におじろくのような扱いを受けるわけじゃない。普通に分家したり婿入りしたり。
で、おじろくにはスペアとしてさえ期待していない。嫡子が絶えたら終わる。数百年間やってきてシステムに冗長性をもたせたほうがいいって考えはなかったんだろうか。