演技の謎

ふんだり蹴ったりは踏まれたりけられたりじゃないか、という話で、思ったんだけど、踏むものが踏んじゃいけないものなんじゃないか。
踏むことが不運なもの、蹴ったら蹴ったほうが損するもの。
言葉の抑揚を感情と受け取るのはコンベンショナルなものにすぎない、というようなことを考えていた。いわゆる演技が下手な人というのは普段から棒読みなんじゃないか。
いっそ音の高低、大小を一般的にそうだと思われるものをつけたらいい演技と受け取られるのじゃないだろうか。自分で確信がないままであっても。メソード演技とは別のアプローチ。
そんな役者もいるのかもしれない。