雑な話

個物のことを考えていた。
ある種の人が工業製品で同じものが複数揃った様子が好きだったり同じことを反復したり回転するものに興味を持ったりするのは個物が把握しにくいものだからかもしれない。
なんとなく思った。認識のカテゴリーが少し違うのかもしれない。
鉄道オタクが必死になってまったく同じような写真を撮りたがるのも、規定演技を参照しているかのようなアニメの第一話も個物へのおそれから来ているのかもしれない。
本当に新しいものはカテゴリーに属さないので認識さえされないのかもしれない。