スポンジボブの身体性

なんとなくテレビをつけっぱなしにしていたらスポンジボブを初めてみた。すごかった。なんとなく一話だけ見たらクリティカルな変な話だったことが前にもミッフィーであった。ミッフィーが動物園に行って猿に帽子を取られる話をやっていた。その時の衝撃については確か数年前日記に書いたと思う。
スポンジボブが解雇される話だったんだけどそもそも働いていたことさえ知らなかった。彼は漏れ聞いた上司の会話から自分が解雇されると勘違いする。その前後にもいろいろ体を使ったネタをやる。頭に洗剤をつけてこすりつけて鏡を綺麗にし、からだを引き伸ばしたり薄くなって扉をすり抜けたり。で、いろんな仕事をするけどダメでスポンジ役のCMオーディションを受ける。
CMの撮影で人間の手が切り抜いた写真で出る。そしてボブを掴んで使い始める。いろいろと汚れを落とし、便器に突っ込まれそうになったところでどうしても無理ですと言って逃げ出し、元の職場のレストランに行く。上司のクロウフィッシュは誤解していたことさえどうでもいい感じで便所掃除を命じ、ボブは喜んで掃除をして終る。便器に自分の手をつっこんでとても嬉しそうだ。
ここではカテゴリーが撹乱される。フレームというべきか。スポンジでもある身体性とアイデンティティ