死割引

夢に死んだ友人が出てきた。かつやの店員に彼が死んでることをどう伝えたものかと思いながら私はカツ丼を食べていた。もう一人たぶん生きている友人もいたんだけどもう会うことがないので死んでいる扱いなんだと起きてから気づいた。まあかつやにとっては死んでいると100円割引になるわけでもないのでどうでもいいことだと思う。
死は長い不在のようなもので、今後一生会わないのならそれは死んだのと同じことだろう。私にとって死んだ人が多いのは私が社会的にほぼ死んでいるからだ。