結核患者すぐ死ぬ

あるところである本の病についての記述が話題になっていたので昨日本屋に読みに行った。特に問題があるようには思えなかった。要するに病気っていうのは理論負荷でもあるってことであのレトリックはありだろう。
それはそうとその時代では健康のために結婚するとか結核の治療のために出産するとかメチャクチャなことがまかり通っていて、結核の原因が結核菌という病原体と判明しましためでたしめでたし終わりってわけじゃない。
何故か治り何故か悪化して死ぬ。経験的にこういうことをした人が生き残る、ならやってみようということの繰り返し。
恐ろしいことに今でもそんな感じの偽医療ははびこっている。
だからあの映画の批判でも今の感覚で結核患者の前でタバコ吸うとか殺す気かよというんじゃなくその安易な死と病へのロマン主義を批判すべきだったのかもしれない。