ホンイツとホンイチ

日本語には序数と基数の区別がない。一姫二太郎は誤解が絶えない。ファースト姫セカンド太郎とか関西の電車風に先発姫次発太郎なら良かったんだけど、一番目と一つを同じ一と呼ぶ。

で、混一色なんだけど、河野直也がmに解説に来ると混一をホンイチという。別にどうでもいいんだけどそのたびにコメ欄がホンイチとかチートイチとかサクラナイチとか大騒ぎで、イントネーションが違う転校生が国語の教科書を読んだときのような盛り上がり方をしてうざい。解説はいいんだけど他の印象が残らないほどだ。

ホンイツでもホンイチでもいいとはいうもののちょっと考えてみた。なんとか一という熟語での一の読み方はイチとイツがある。第一、全一、高一はイチ、統一、同一はイツ。で、イチと読むときは序数的な使い方で、イツと読むときは基数の使い方なんじゃないだろうか。なぜそうなったかについては私的な推測があるけどおいておく。反例があったらすみません。

なので一つの色に染めるという意味の混一色清一色はやっぱりイツというのがいいような気がする。