昔住んでた街には商店街があってかまぼこやがあった。そしてそこの子供とうちが確か同い年くらいの兄弟姉妹がいて、よく話に出ていた。一緒に遊んだこともあったと思う。名前は思い出せない。
かまぼこ屋さんはかまぼこの切れ端も売っていて、たまにうちはそれを買って、それが入った煮物を食べていた。かまぼこで結婚式の引出物を作り、大きいかまぼこから型で何かしらを切り抜き、その残りを売っている。と聞いた。鯛とか鶴亀とか花とかそういうものなんだと思うけど、実際には何かわからない。
今思ったんだけど最初から型の中にすり身を入れて蒸せばいいんじゃないだろうか。なんで厚さ2センチくらいの板状のかまぼこを作ってから切り取る無駄の多い作り方をしていたんだろう。
ロスがあってもそっちのほうが楽なんだろうか。いや、売るからロスじゃないのか。
切り取られた陰画の断片からでは何を作る工程で出たのかわからず、どんな物ができるのか完成形を見ていない。