どのように死ぬか

図書館でモンテーニュのエセーを読んだ。哲学とはどのように死ぬかを考える事であるという題を聞いたらどんな内容を思い浮かべるだろう。
まさか具体的に古今の面白い変わった死に方あれこれを紹介し始めるとは思いもよらなかった。
もちろんそれは話の枕でちゃんとした話になるんだけど、ちょっとびっくりした。
P&G誤発注による大暴落の翌日東京駅で死んだ男性は、電車にひかれたのではなく、線路に降り、歩いて高架を乗り越えて飛び降り自殺した。だったら駅じゃなくてもいいじゃないか。

彼の人食い人種についての文章を読むために来たんだった。カリブ族の話が出てくるのだが、非常に曖昧だ。伝聞なのか推定なのか、事実を語っているつもりなのか、文中の私って何なのか。
カリブがカニバリズムに、そしてキャリバンはそこから名付けられたと考えられている。
疑わしい現地人と未開の地についての報告の中で、原罪を免れた楽園の住人のような幻想を西欧に与えていく。
ポスコロの文脈で自身をキャリバンに仮託して知識を語るというのはものすごく難しい。たぶん気のきいたことは既に言われている。
まおゆうの批判の無茶さを考えてこんなことを調べ始めたんだけどもうあんまり関係ない。設定に突っ込むことに突っ込んでも詮無い。
そもそもまだ途中までしか読んでいない。