文章の独自性

単に本当のことを書く場合には被ってしまう可能性があるから真理に関して著作権って無いんじゃないか、と、昔文章を書いていたとき、思ったことがあった。
日本一高い山は富士山です、程度の文章は、誰がどう書いても創作の余地が少ない。
ある事実や対象を書く常套句、使い古された言い回しは、どれだけ豊富に持ち合わせ使い分けるかが肝であって、あまりに突飛な表現をしても詩的と言われるだけなんじゃないか、とか。
私はとても他人の文章の影響を受け易かったので、昔の文章を読むと当時何を読んでいたかがだいたい分かる。
あるラノベが盗作が発覚して謝罪している。
とある小説の作者が自分の作品を書いたあとでもそれを一字一句違わず思い出せた、といっていて、どれだけ自作が好きなんだと思ったけど、もし他人の作品を好きになったらちょっと面倒だ。
まあ多分横に置いて書いたんだろうし偶然と強弁する気もないらしいけど、これからは自作を好きになって欲しい。