行列の出来る数学参考書

父が行列が嫌いな人で、何となく影響を受けたのか、私も並ぶのが嫌だ。あえて並ぶのは同人誌を買うときくらい。行列の出来るなんとか、という売り文句は私に対してはまったく逆効果で、ラーメンを外で食べないのも並ぶのが嫌だからという部分が大きい。
並ぶと判断が鈍る。せっかく並んだんだから、といった感情が本来あるべき評価を曇らせる。
並んで結局同人誌を買わないこともよくある。早めに見本誌を用意して欲しい。
父はスーパーの列に並ぶのも嫌で、よく一緒に来た家族に並ばせて、財布を貸して会計させ、一人サッカー台あたりにいた。煙草を吸う人じゃないので特に何もせず、家族をおいて先に帰るわけでもなく。だったら家族と並びながら雑談でもすれば良さそうなものだけど。
行列が無駄に伸びるのが嫌なのかな、と何となく思う。自分のことじゃなく全体の効率なんかを考えていたりするのかも知れない。お客なのに。そういうところがある人だった。
並ばなくて良い状況があったら必ず並ばない方を選んだ。複数だった場合家族の一人だけを並ばせることが多かった。
何でだろう。いつか聞いてみようと思う。