コントみたいな話

山手線で前に立っていたサラリーマンが、自炊しているという話をしていた。本を裁断してスキャンする方の自炊だ。自宅の本を全部自炊してしまって、最近ではアマゾンで本を買って、本をスキャンする会社に直接送ってもらってデータを貰っていると。そんな方法もあるのかと驚いた。
彼が買った本は実際には手にすることも人間にページを捲られることもなく、切られてデータになって捨てられる。なんという無駄だろう。
この過渡期は意外と長く続く気もするし、急に終わる気もする。

話は変わるけど電子化された一八禁の本は一度ネットに上がると禁止のしようもなく流通するだろう。そこでは禁止そのものが付加価値になる。
情報が子供を馬鹿にするんじゃなく、情報の制限が馬鹿にする。