アンチ

アンチアンチカオスという人にフォローされた。一からか。一から説明しないと駄目か。駄目なのか。
初期にはアンチカオスラウンジという言葉は忌避されていた。
アンチカオスラウンジというのはアンチ万引きとかアンチ犯罪とかと同様に態態ことわるまでもなくアンチの態度を取るものなので、アンチとひとまとめにする人間はバカ扱いされていた。その言葉を使うのは煽り目的のアカだった。
カオスの主張や目的が畢竟著作権の行使しにくいところからパクること、他者の作品を毀損し破壊することにあると、会話を通じて徐々に分かってからは、アンチという言葉は使われなくなった。ピクシブ移住前くらいの話だ。
あの頃はまだ話しあおうとする人が向こうにもいた。
批判側、擁護側と呼ばれていた。
私たちは変質した。初期には誰かが解決してくれると思っていた。こんなしょうもない些事。村上と東が作ったものなら二人がやめれば消えるだろうと。だがそんなことはなかった。何も起こらなかった。彼らは芸風を変えず、作品と利益と名誉に固執した。
仕方なく名誉を削ることにした。
悪と戦うために悪に身を落とし、同じ掲示版の内部からさえ商標のキチガイと忌み嫌われ、まだ何も得ていない。何も。
いまだに黒瀬陽平新宿美術学院の講師で、生徒の個人情報などより黒瀬のほうが大事だと電話で言わせるほど重要らしい。日本一多くの生徒を藝大先端に送り込み、やがては学内に黒瀬学派を作り、盗用芸術学科ができたら主任教授に収まるつもりだろう。
梅ラボはあれだけ固執したネットの作品未満、コンテンツ未満から素材を集めるという主義をしれっと撤回し、友人の絵から切り絵を作っていた。カオスラウンジ宣言ってなんだったんだ。許可を取ると作品の質が変わるという話は。
嘘はよく知らない。
アンアンさんからはなぜqにブロックされたのか尋ねられた。ブロック神拳を馬鹿にするならブロックはしないはずだとでも言いたげに。そんな正義ぶった集団じゃないのに。
いや、何のうま味もないから、と答えておいた。
今さら出てきて実はアンチの裏にはSF界とのつながりが、とかいわれても。私だって大学の時はSF研だった。
三クールも前の話を今更持ち出されても困る。しかも認識までその程度では。
アンチで思い出すのはエウレカセブンスレにいた御国厨だ。本当に気持ち悪かった。心底不快だった。吐き気がした。あの狂気があまりに強烈でエウレカを見れなくなった。

人と会話したいなら人をアンチと決めつけたり名乗ったりすべきじゃない。