ウソを付くことのよしあしというか、ついても付かなくてもきつい状況の時は付かないほうがいいと思う。
交通事故で死にかけの人に家族に電話をかけてもらって、すぐに死んで、その後家族から折り返し電話があって、事故のことだけを伝えたという救急隊員の話があって、これ実際昔ラジオで聞いたことがあった。
体が半分になって後数分で死ぬ、なにかやりたいことはと聞いて電話して、深夜だからでない。それも言うべきだったと思う。電話に出れなかったと家族が後悔するんじゃないかと思って教えなかったことを、今彼が後悔しているんだから、それは業のような、どこかに打ち明けられなければいけないものだったんじゃないか。
嘘をついたまま死んでいくことは局所的には、ローカルにはいいかもしれないが、ささいなことならともかく、知ってしまったがゆえに困ることもあっても、やめたほうが良い場合もあるような気もする。逆の例も知ってはいるんだけど、一般化出来ないかもしれないけど、なんかそう思う。
ずっと嘘をついていくという選択肢もあったのかもしれないとふと思った事件があって思った。
