ぢごぷりと鷹久

ぢごぷりの2巻は多分買わないと思う。1巻は読んだ。
赤ちゃんにまつわるイデオロギーは確かに強力で、ディシプリンと言ったほうがいいかもしれない。自由を奪われる事から刑期と言われたりもするくらいだ。
良き母親であることが求められるプレッシャーなどで産後うつになる人もいるらしい。
まあ育児の暗黒面を露悪的に書きたいんだろうとは思うけど、根本の設定がよくわからない。腹を痛めて産んだ子が憎いだけってのもかなり特殊な状況、レイプなどを想起させる。が、違うらしい。
いったい誰と戦っているんだという感じで、何が面白いのか分からなかった上に、としあきからひどいネタバレを聞いたのでたぶん2巻は買わない。金より時間がもったいない。
母乳を吸う漫画で最も良かったのはゲルハルトベルガーの人の商業誌に載った作品だった。前編が載って後編は載ったかどうか分からない。
あの漫画に比べたらぢごぷりには別段何の衝撃も受けなかった。何をしたいんだとしか思わなかった。
あの漫画の後編は出たんだろうか。