海賊版同人誌

昔小さな書店で海賊版同人誌が売られていることがあった。複数の同人誌を適当にまとめてコピーして一冊にして、なにか謎の記号をつけて。たぶんヤクザがやっていたんだろう。今もあるのかも知れない。
今同人何とかとかいうサイトで同人誌をzipでまるあげしたりしているのはその現代版なんだろう。こんな名前のブログでなんだけど。
多分自分で同人誌を作ったことがない人で、一枚の絵も自分で描いたことがないんだろう。二次創作には著作権がないとか本気で信じている口だろう。
海賊版同人誌に反対する同人作家の働きかけは終わったんだろうか。最近あんまり同人誌を買わないので良く分からない。
この前たまたま同人誌、同人ソフトあります、というエロ系の本屋を見かけて、まだあったんだと懐かしく思い出した。店内には入らなかったのでそれがどんなものだったのかは分からない。
あの背表紙にアルファベットと数字の記号を付けられた本は、題名を口にするのさえ嫌だという馬鹿が作った証拠だ。
ああ、今思ったんだけど、同人誌って全部海賊版だって思っている人もいるかも知れない。まあそれは確かにそうなんだけど、自分で書いていない物の話。あと創作系の同人誌もある。あと漫画の話。小説もあるけど。新潮のようなものを思い浮かべている人がいるかも知れない。
買ってきた同人誌をバラして印刷して小さな書店に売ったり、もっと世知辛いのでは、同人作家に頼まれた注文数以上に印刷会社が無断で刷って、こっそり中古同人誌屋に売ったり。
そういう人たちは今はマジコンでも売っているんだろうか。儲かるといいですね。