トレパクパーマ再始動という話を聞いて、そんな人がいたことを思い出した。何日か前にもカオスラウンジが上手く行けば同人にもいい影響が出るかも知れないとヒで言っていた現代アートの人がいた。アートの人は知らないだろうけどもう影響はあった。
藤崎空でググッてみて欲しい。去年の夏コミにトレス同人誌を出した人だ。なぜ対現代アート界隈で注目を集めたかというと、ツイッターかなにかの会話の中で、パクリじゃなかったらなんなんだよ(細部は違うかも)、と聞かれた彼が現代アートかな、と答えたことがあったからだ。実際にはカオスラウンジ騒動とは全く関係なく、影響とは言えないんだけど。
この人の受け答えがまさに現代アート話法というかカオスラウンジそのものだった。前提を覆し前言を翻し嘘を付き論点をずらし、自分の話ばかりする。他にもトレスしてる人はいるだの自分の作品は独創性があるだの。
この人の画期的だったところは大きな批判を受けながら実際にコミケで販売してしまったところだ。今までのトレスはバレると売るのをやめる、もしくは事後にバレるというのが普通だった。
カオスラウンジのように他人の絵を無許可でコピペして作った同人誌を売る。それにはあまりいい影響はなく、混乱しか生み出さない。もし彼らのような他人の絵を勝手に使った同人誌を作る人が同時に百サークルくらい出たなら、もう止めようがなくコミケにはトレパクというジャンル、もしくは現代アートというジャンルが出来て、不快に思われながら一部の人に買われたりもするかもしれない。絵が描けなくても漫画同人誌を作って売れる時代。
デジタル技術は発展し著作権意識は低くなる時代の趨勢から、そんな未来が来るかも知れない。来ないかも知れない。