アニメのクールという単位は70年代からあった

いろんな人が捕まっていた。わいせつなイラストを売って捕まった人とB-CASの情報で捕まった人はかわいそうだ。
アニメの放映期間をクールというのはいつからかという話題が盛り上がっていた。杉山卓のテレビアニメ全集3ではすでに昭和50年のアニメにワンクールという言葉を使っている。本が出たのは昭和54年、1979年だ。
70年代からすでにクールと呼んでいたのか、と驚いた。この本は池袋の古本市で買ったんだけど、前の持ち主もそう思ったのかそこに傍線が引いてあった。
このころは白ネットのアニメがなく、自らをコンテンツとしてパッケージでリクープすることができなかったので、すべてのアニメに、別業種の、もしくは関連業界のスポンサーがついている。
なので視聴率の低いアニメの放映を続けてほしいファンはスポンサー企業の売っている体温計を買ったり、ファンレターを出したりしていた。
今よりインタラクティブ性がなかった分一人あたりの熱量が高かったのかもしれない。
そして2クールのアニメが好評で1クール伸びたり、逆に不評で打ち切られたり時間帯がずれたりすることがあったので、アニメファンはクールという単位は認識していたんじゃないだろうか。