井上

海苔がうまい。
フッサールの本を読んでいた時に自分が生まれた病院の中を歩いたことがあって、なんでかはわからないんだけど読むたびにその記憶が蘇る。同様にカントは他人の家の玄関先の雪の積もったポストと下水に溜まって虹色に光る油が照らしている空を思い出す。高校生の頃それらを初めて読んだ時の同じ日に起きた出来事だ。朝四時に起きて新聞配達をしていた。
大学の時に哲学科から転科してきた人がいた。一度も彼女と哲学の話なんてしたことはないんだけど、なんとなく似た系統の顔の人を哲学っぽいものとして認識するようになった。
いいか井上
死は結果だ
で思い出した。ラブライバーはすごい。