成田

ヤフーで寅さんを検索するとひどいことになっていた。
ラーメンを年間千杯食べる人のアドバイスは信用ならない。アートでもそうだと思う。
アクセサビリティ、複製可能性、所有すること、などについて考えていた。アートではなく民芸、工芸について考えていた。アートがサブカルを包摂するならそこに属することになるんじゃないか、と思う。しかしなぜか、実際にはハイアートざますっていう身振りで権威に頼る。その差別意識や非対称性が不可欠になっているかのようだ。
同じ土俵でオタクっぽい絵を描くアートの人が同人誌を出し、同人作家や漫画家やアニメーターが画廊で絵を売るなら、特にアートに対するここまでの強い嫌悪感はないかもしれない。それは図工の延長で、誰もが共有できる根があるはずだ。そんなことにはなっていないけど。