ピアノの練習

著作権の話で京都にいた頃を思い出した。隣りに住んでいる坊っちゃんだか嬢ちゃんがピアノを練習していて、その音が聞こえてとても迷惑していた。同じところで何回も間違え、やる気もなく、上達せず、聞いていてイライラした。何年間もだ。同じフレーズを、同じように間違える。そういう曲かと思い始める始末。
お宅のお嬢さんピアノ上手ならはりましたなあとか言いたい感じ。あれから著作権料を取るのはおかしい。曲の練習は曲の演奏じゃない。と言うか、曲とは限らない。
まあ取れそうなところから取るという考えはわかる。百万だの何十万だのする楽器を平気で買う人たちが小銭を渋るとも思えない。でもそれは貧民への参入障壁を作り結果として音楽産業が衰退するんじゃないだろうか。カラオケにさえ行きたくない音楽嫌いを生み出さないか。そうでもないんだろうか。