京都と背景美術

けいおん!!のアニメが京都に修学旅行に行く回だった。原作の時からどう表現するのか楽しみだったけど、普通に京都に行くことになっていた。
皆さんご案内の通りけいおんのアニメは通学路や周辺が京都、校舎が滋賀の小学校をモデルにしているので、やりかたによっては京都に来ていつもよく行く楽器屋に来てしまうような矛盾もでるから、逆に東京に行く話にするんじゃないかな、とか予想していた。
原作通りに京都に行ったことで学校はどこにある事になっているのか、背景に山が多いから東京じゃないんじゃないか、なんてよく分からないことになっていた。京都の山を関東のどこに見立てるかっていう遊び。
個人的にはアニメの背景にモデルがあってロケハンをしていて、舞台探訪が可能なことはあんまり好きじゃない。あくまで現実とはよく似ているけど別のものをモデルにしていた方が好きだ。忘却の旋律の赤い差し色が入った背景とか大好きだ。
アニメは現実みたいであってもいいけど、実在する何かに対応する再現前である必要はないし、純粋な想像力の反映であって欲しい。
王立みたいなのも好きだけどそこまでやらなくてもいい。どんな文明でもドアやスプーンは同じように進化するはずじゃないかって見てるうちに疑問に思った。