山田花子の話が話題になっていて、漫画を人から借りたままだったことを思い出した。彼女が弘兼憲史と会ったときの漫画を読んだ後、弘兼側が書いた漫画を見ると同じ出来事を書いたと思えないような違いに圧倒される。
今で言う理解のある彼くんさえいれば彼女は今も生きていたかもしれない。良いプロデューサーがいたら良かったのかもしれない。そうはならなかったけど。
オーケンの辛辣なコメントを読んで、その他人事感に引いた。死んだ後もなおコンテンツ化され精神分析され金儲けに使われ説教される彼女を思う。
そう、あの漫画は借りたいと言ったわけではなく後輩が勝手に貸してくれたものだった。返すタイミングを失ったままだ。