相撲で賭博をすれば丸くおさまるんじゃないか

賭博が悪いのは法で禁じられているからだけど、国家が絡んだ賭博は許されている。どうにもすっきりしない。いいことなのか悪いことなのか。いいなら民間にも門戸を開けばいいし、悪いなら全部宝くじにいたるまで禁止すればいい。利権を作りたいだけなのか。
学生が馬券を買うことを禁じた法律がある。死法の例として出されて初めて知った。法学は苦手だった。
そういえば報道で野球のオッズをつけられるのはプロしかいないという共通認識をみんなが持っていて面白かった。あと百年に一度と言う表現にも驚いた。人が死んだのを忘れて言っているんだろうか。

ラストイニングの監督もオッズをつける人だった。オッズをつけるようになって初めて野球を客観的に見れた、と言っていた。
スポーツの客観性というのが報道や娯楽ではなく、オッズを設定する必要に迫られて初めて出てくるというのは面白い。
長引く決勝戦終盤、どこまで客観的に自分たちを、試合を、見れるだろうか。戦えるだろうか。内部観測ははたして可能なのか。
しかしあの試合の引っ張り方は永久に続くんじゃないだろうかと感じる。

相撲で賭博をすれば八百長はかなり厳しく監督官庁に取り締まられるんじゃないだろうか。結果としてスポーツに近づくかもしれない。七勝七敗でも勝つか負けるか分からない殺伐とした緊張した取り組みになるかもしれない。