1000万円でカオス*ラウンジの商標を落札した人は1000万円持っていなかった。正確には9999999円だが。
村上隆と会田誠に日本の現代アートの為にお金を貸してくれとツイッターで頼んでいた。
上位の新規アカウントがなくなり、80万のqが権利を得たことになったが、qはオークションは無効だと言っている。それはそうだ。荒らしがいたんだから。
この一位の人は友人と値段を釣り上げたと言っている。アーティストで友人にはカオスラウンジ(偽)に参加した人や何回か絡んだ人もいた。
カオスラウンジ(偽)の寄付嫌いは筋金入りだ。キメこなでもめたときに卵白ラジオの人に売上の一部を震災に寄付したらと言われ黒瀬陽平は即座に反笑いで断った。それでいて震災見物に藝大の後輩と行き、その後後輩から縁を切られ、震災の為のアプリを作るといい、震災の写真を利用した作品を作る。
だが寄付はしない。
げんじつ!では同じ会場でやっていたアーティストが売上から震災への寄付をしていた。彼らはしなかった。
盆では震災をテーマにした作品を集め、頑張ろう日本(笑)と書かれた作品がちょっと話題になった。作者の言説が何かあったがよく覚えていない。震災に関して何を作ってもいいところでこのスローガンが気持ち悪いから馬鹿にしようという発想が最初に出て実行する人たちだ。
今回の売り上げは全額寄付される予定だった。赤い羽根で飛べるほど寄付されると思いきやこのオークション荒らしが台無しにした。
そしてこの荒らしが面白いことをやったと思っているのがげんなりする。村上隆は彼をブロックし、会田誠は関係ないんで99円ならあげると言っていた。
この種の偽善やチャリティーを嫌う思春期前期的な傾向が彼らに共通しているように感じられる。キャラをぱくったカオスラウンジに対話を望む私たちに対し匿名が大勢で「正義」を振りかざして、と何度も批判する。数あるデモの中でロンドン暴動だけを評価していたのも今ならわかる。
あんまり関係ないけど彼らのパトロンの東浩紀は震災に寄付しているが、こういう事情から必要以上に厳しい目で見られ、ペイパルが寄付に使えないのに使っていると通報され、日立の樹の写真をサイトにおけば通報され、震災の話をしている同じページで彼の会社のコンテクチュアズ(当時)に寄付を募ったことを紛らわしい、詐欺まがいだと批判されている。
それはともかくつまらない結末になったものだ。現代アートのようだ。