内輪ネタで大人気

日展のような公募展は腐っていると現代アートの人は言う。その腐敗を批判するために新しく作られた他の公募展も全く同様に腐敗する。作家が作家を評価するシステムが機能しない、と現代アーティストたちは言う。
じゃあ市場があれば公正公平に機能するのか。それもどうかとおれは思う。他人が撮った写真を見ながら絵を描く。ネットで拾ってプリントアウトした写真に透明な塗料を筆で描いたようにみえるように上描きする。その写真の権利を外部に言われてから取る。言われなければそのまんまでいい。部外者に言われて、百貨店に言われたからやめる。抗議が来たけどツイッター社に言われたらやめる。ずっとそのようにしてたし、アートじゃないものはパクって利用して搾取していい。100年そのようにやってきた。
系は外部が、他者がいないとだめになるんだと思う。他者の目がなければパンツ一丁でいいし内輪ネタを繰り返してもいい。どんどん安易に、楽に、慣れ合いになる。何をやっても客に褒められ堕落する。