そういうサイトじゃないんで

ついうっかり同人誌がどうたらというブログのタイトルをつけてしまったせいで、無料同人誌+作品名などで検索してくる人がいる。
著作権を主張しにくい二次著作物を違法にアップするサイトが同人誌がどうこういう名で沢山ある。そういうサイトでは大抵このサイトではネットで拾った物をアップしています、という言い訳をしている。落としたものを上げているので最初に上げているわけではない、と。
最初にあげる動機はなにかというと、掲示板での賞賛を得たい、受けた恩義を返したい、というような、互酬的な共同体の中での論理で、外からは分かりにくい。
それがネットを介して即座に資本のレイヤーに組み込まれる。片方では神と崇められ、片方では購入厨乙と嘲り笑われ、アフィブログでマネタイズされる。
とはいえ、自分で上げて自分で落として、拾ったものを上げています、ということも可能だ。新しい、価値の高い同人誌を使って客寄せをしたいブログの人ならやるかも知れない。
多分やらないのは、自分のところで最初にあげることだ。一回でもネットに違法に上がっている状態を作っておかないと訴えられたとき、遡って調べられたときに言い訳が出来ない。

ネットで拾った画像を集めて本にするという事件がまたあった。ふたばはこれと別に猫の画像を勝手に使った本を出版されたこともあった。互酬的な共同体からの搾取が問題になっている。