手塚治虫のアート戦略

無意識の説明で、講演会でやじを飛ばす客のようなものというのがあった。その人を警備員が捕まえて会場の外に出しても、あいかわらず会場の外には存在し続けて、ますます怒りをつのらせている。
手塚治虫展に関して梅ラボと批判者が語ったトゥゲッターが公開停止になった。存在しなくなったことが問題の大きさを際立たせている。
四十代から五十代の何処かにデジタルデバイドの溝がある。そして手塚治虫の権利者たちは、ネットを使えないお年寄りの方に向けて商売することを選んだ。
漫画を破り踏みつけ、切り貼りしてアートにする人に、アートにしてもらうことを選んだ。アートとしての権威をこれからますます強くし、匿名の無名のものとは付き合わない。いずれ美術館や博物館に入り、恭しく飾られ、同人誌だのネットだのと言った下賎なものとは無縁になっていくのだろう。
まああの会社は昔からそういうところあった。一時的に許可してやるから二次創作やっていいよとか。そうじゃない。二次創作ってそういうんじゃないんだ。
まとめよう、あつまろう - Togetter
復刻版があったので貼っておく。
どんどん関連のカオスラウンジに都合の悪いトゥゲッターが消えているらしい。将来美術史の人が困らないよう協力したい。