けいおん新op,ed 感想

けいおんのop,edが替わった。opは前のゴーマニが一番好きだ。唯のピルエットの予備動作のところが好き。子供に手頃な長さの棒を与えると必ず振り回すように、初めて女装した男子はたいてい旋回する。スカートが花のように広がって面白いからだ。
回転といえば新opでも所謂マワリをやっている。唯はギターを持たず、マイクさえ持たず、まるでバックバンドを従えたアイドルのように歌いながら回る。客は二度目に振りまねをして回る。楽しそうだ。
同ポジションのカットを繰り返すところで背景がややブレているのもいい。
一方の新edはロック。歩き方が面白い。ハルヒ長門が初めて図書館に来て吸い込まれるように前のめりで歩いていた、あれほどじゃないけど、かなり前のめりだ。もっとダルそうに歩いて、と演技指導されたかのよう。
かっこいい。深夜の天気予報番組のバックに流れても違和感がないカッコ良さ。
なぜ少女たちはバンドを組まずバンギャルになるのか。古くからある問いだ。おそらくはロックの言葉も(学問の言葉同様)男の言葉だから。
自らバンドを組み自分の歌を歌うなら、一方でかわいく、一方でカッコよくありたい。
唯的なものと澪的なものの分裂と両立。そんな風に感じた。