軟着陸

マリみてのアニメ公式サイトが消えたらしい。原作を最後までアニメ化しないままで終わるのだろうか。
とはいっても残りの原作も消化試合というか、面白いんだけど特にアニメにするほどのものじゃないような気もする。
釈迦みては途中で読まなくなってしまった。マリみては面白かった。レイニー止めで知られるドラマチックな部分から徐々に原作は日常系のような話に移行した。誰が薔薇さまの姉妹(スール)になるのか、といった物語からそもそも姉妹制度って、薔薇さまって何?にシフトする。
一巻目では視点人物の祐巳から見てその人が美人だという描写があったりしたけど生徒会に入ってからはそれが日常になってしまい、徐々に生徒会を脱神秘化する。
最後まで引き伸ばされる誰が祐巳の妹に、も途中で内定し、実際の儀式が行われる頃にはほとんど意味が無い。
考えてみると初期と比べて後期はほとんど何も起こらない。しかしそれに違和感もない。ものすごくゆっくり変化している。
ロサ・キネンシスと呼ばれない日常に軟着陸するために必要だったのかもしれない。
中二病がゆっくり治っていく、予後の話、強大な魔力を持ったロザリオを火山に捨てに行く話だったのかもしれない。